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デザイナーインタビュー:新作の魅力とデザインへのこだわり vol.3

2025.07.29.

ーTransat stripe seriesー
涼しさと心地よさ。
そこに、ポンデらしい華やかさを添えて。
天然素材ならではの軽やかさが魅力の、ポンデシャロンのラミーコットン。

この夏、そのシリーズに新たな表情を加えるオリジナルプリント
「トランゼットストライプ」が登場しました。
真夏の風景に映える、爽やかでリズミカルなストライプ柄。
その誕生の背景やこだわりについて、デザイナーに伺いました。

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トランゼットストライプ


Q. 登場以来、ご好評いただいているトランゼットストライプシリーズですが、
「トランゼット」という言葉には、どのような意味が込められているのでしょうか?

A. 「トランゼット(transat)」は、フランス語で「デッキチェア」や「ビーチチェア」を意味します。
そして「ストライプ」はフランス語で「レイユール(rayure)」。

この2つの単語「transat rayure(トランゼット レイユール)」で検索すると、
ビーチチェアに使われる色とりどりのストライプ柄の生地がたくさん見つかるほど
フレンチリゾートで親しまれています。

“真夏の空と水辺のきらめきに映えるカラフルなストライプ”のイメージをお客様が
より身近に感じられたらと、今回のデザインに「transat」と名付けました。
ストライプのピッチは在仏時代に南仏で入手した生地を参考にしています。

そう、パリのモンマルトルには日暮里みたいな生地の問屋街があって、
インテリアファブリックのコーナーには 「transat rayure」の生地もたくさん!
デッキチェアサイズの小さな巾で織られた反物はほんとにかわいくて。
トートバッグに仕立てるのにも良さそうでした。 おっと、話が脱線しましたね。

(PR添田 身長153㎝)

Q.フランスの魅力が詰まっていますね!
こちらのシリーズ、とってもカラフルなのに肌なじみが良いと思いました。
鎌倉店でもご試着いただくと、「肌映りが良く、着こなし易い」といったお声を 多く頂戴しています。

A. ありがとうございます!カラフルな柄は色のバランスが本当に難しくて。 実はこちらのストライプ、
ボツにした色があるんです。

こちらはマス見本と言って、サンプル分をプリントする前の見本になります。
ここからアイテムとのバランスや今回のイメージに近いカラーに絞っていきました。

Q.セレクトから外れたカラーまで、思わず手に取りたくなるほどの可愛さですね!
丁寧に試作を重ねて完成されたアイテムであることが伝わってきます。
ではアイテムについて、ぜひ魅力をお聞かせください。



A.ワンピースは、深すぎず浅すぎない絶妙なVネックがポイント。
Vのラインが重なっているので、シャープ過ぎずほど良い抜け感のある、
やさしい雰囲気に仕上がっています。
さっと着られる、ゆったりとしたサックドレスが真夏にぴったり。
ウェーブ状のピンタックがアクセントを添えています。
付属のペチコートには、ポンデで人気のペチパンツと同じ素材を使用しているのも
嬉しいポイントです。


ワンピースのみ無地をお作りしています。
ブラックは大人っぽくシックな雰囲気。
レッドは深みのある落ち着いた色合いなので、華やかさがありつつも取り入れやすいのが魅力です。

Q.ブラウスも大人気ですね。
お作りした枚数が少ないのもあって在庫切れとなっていますが、魅力をお願いします。

A. ぱっと目を引く爽やかなストライプブラウスを目指してデザインしました。
ストライプの配置にこだわり、衿や袖のストライプの向き、前中心に入る柄の位置など
丁寧に設計しているので、 全体がバランスよく、統一感のある仕上がりになっています。
ワンピースも同様に気を配った箇所です。
袖の折り返しの小さなボタンもポイントです。

Q.スカートの魅力もお願いします

A.華やかで元気なイエローはスカートのみの配色です。
一番南仏らしい色合いではないでしょうか。
ふわりとしたシルエットにサイドのシェルボタンがかわいいですよね。
モデルカットでは、ビーチを歩くようなリラックス感をイメージして、足元には
ビーチサンダルを合わせています。

こちらも裏地にペチパンツと同じ素材を使用しているので、透けを気にせず着ていただけますよ。
暑さが厳しい毎日ですが、ポンデシャロンのアイテムで真夏のファッションを
満喫していただけたら嬉しいです。


来る8月2日(土)より、ポンデシャロン鎌倉店にて「ポンデのぼんぼり祭り」が開催されます。
トランゼットシリーズにぴったりのイベントですので、鎌倉にお越しの際はぜひお立ち寄りください。
※イベント詳細につきましては、改めてお知らせいたします。

PONT DE CHALONS
デザイナー・小山

国内ブランドのアパレルデザイナーを経験後、渡仏。
在仏時はフリーランスデザイナーとして現地ブランドに従事するなど、ユニークな経歴の持ち主。
ノートルダムの鐘の音がかすかに届く、小さな屋根裏部屋でのパリ暮らし。

窓から差し込む光、洗練を纏った街角、
蚤の市で出会った、フランスの手仕事に宿る美意識。
そのひとつひとつが、今の服づくりのエッセンスになっている。
趣味は、部屋の空気を変えるように
インテリアを整え、次の旅先を思い描くこと。

澄んだ空や森の匂いを求めてアウトドアへ出かけ、
夜はお気に入りのお笑いで声を上げて笑う…

そんな自由な時間が、暮らしとクリエイションに
軽やかな遊び心を添えています。

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